大人になってから進行する「後天的な側弯症」
側弯症というと「成長期の子どもに多い病気」というイメージが強いかもしれません。
しかし実際には、大人になってから進行する「後天的な側弯症」も少なくありません。
原因としては
- 加齢による筋力低下
- 長時間の不良姿勢
- 仕事や生活習慣による体のアンバランス
- 精神的ストレスによる筋緊張
といった要因が複雑に関わっています。
特に デスクワーク中心の会社員 においては、慢性的な姿勢不良が側弯症の悪化に直結しやすいのです。
デスクワークが側弯症を悪化させる理由
長時間のパソコン作業は、体に大きな負担をかけます。
- 前かがみ姿勢で背骨に圧がかかる
- マウスやキーボード操作で片側だけに力が集中する
- 血流が悪化し、筋肉が硬直する
こうした要因が積み重なると、背骨の弯曲が強まり、肩や腰の高さが左右で不揃いになっていきます。
「最近、肩の高さが違う気がする…」という方は、まさに側弯症のサインかもしれません。
側弯症の治療における手技療法の役割
「経過観察しかない」「手術以外に方法はない」と言われることも多い側弯症。
ですが実際には、手技療法による改善 が大いに期待できます。
- 背骨や骨盤の柔軟性を高め、正しい動きを取り戻す
- 神経や筋肉の過度な緊張を緩める
- 左右のバランスを整えて姿勢を安定させる
といったアプローチにより、痛みや疲労感の軽減だけでなく、体のラインそのものに変化が現れるケースもあります。
セルフケアで進行を防ぐポイント
施術だけでなく、自宅でのケアも大切です。
- 深い呼吸を意識したストレッチ
- 軽い体幹トレーニング(プランクなど)
- デスク環境を整える(椅子・モニターの高さ調整)
「治療+セルフケア」の両輪で取り組むことで、側弯症の進行を防ぐことができます。
幅広い専門性を活かしたトータルサポート
当院では、側弯症の施術だけでなく、以下のような幅広い不調にも対応しています。
- 耳鳴り:血流改善・自律神経調整によるアプローチ
- 顎関節症:噛み合わせや首肩の緊張を整える治療
- 姿勢改善:全身バランスを整えることで再発予防
体は全てつながっているため、一部分だけではなく「全体の調和」を大切にしています。
Q&A ― 大人の側弯症についてよくある質問
Q1. 大人の側弯症は治りますか?
A. 完全にまっすぐに戻すのは難しいケースもありますが、手技療法やセルフケアにより「進行を止める」「症状を軽減する」ことは十分可能です。
Q2. デスクワークをしていて肩の高さが違うのは側弯症ですか?
A.必ずしも側弯症とは限りません。姿勢のクセや筋肉のアンバランスが原因のこともあります。ただし放置すると側弯が進む可能性があるため、専門家に相談することをおすすめします。
Q3. 手技療法はどんな人に効果がありますか?
A. 成長期を過ぎた大人の側弯症でも効果があります。特に「腰痛や肩こりを伴う方」「姿勢の崩れが気になる方」には有効です。
Q4. 自宅でできるセルフケアは?
A. 呼吸を意識したストレッチ、体幹トレーニング、デスク環境の改善が有効です。無理な運動よりも「継続できる簡単な習慣」を重視してください。
Q5. 側弯症の治療と一緒に他の不調もみてもらえますか?
A. はい。当院では耳鳴り、顎関節症、姿勢改善など幅広い専門性を活かし、体全体を整える施術を行っています。
まとめ
大人の側弯症は、デスクワークや加齢により進行しやすい症状です。
放置すると見た目だけでなく、肩こり・腰痛・疲労感などの不調を引き起こすこともあります。
手技療法での施術と、日常生活でのセルフケアを組み合わせることで、改善と進行予防は十分に可能です。
そして当院は、側弯症だけでなく 耳鳴り・顎関節症・姿勢改善 など幅広い専門性を活かし、根本的な健康づくりをサポートしています。
「肩の高さが違う」「姿勢が気になる」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。